あの子とわたし

同性カップルの日々あれこれ・土曜とときどき水曜更新(予定)

2年がすぎた頃4

Posted by ミジン子 on   2 

こうして玉ねぎの一人暮らしが始まりました。
これまで、玉ねぎが時間をかけて私の家へ来てくれていたのが、
私が玉ねぎの家へ行くようになりました。
玉ねぎは、私がそのうち一緒に住めるようにと
少し私の県寄りで、広めの部屋を選んでくれました。


で す が


私はまだ、仕事の事も引っ越しの段取りも決まっておりません。
今の仕事をもう辞めようと思っているのですが、
次が決まらず、なかなか前に進めず。
というところで、現在進行形で迷走しております。

玉ねぎに養ってもらえば?
なんて、仲のいいLINEグループの人に言われたりしますが。
男女でも専業主婦をするのが難しい昨今、
女同士でこれから何があるか分からない中、
そんな選択肢は私は選べない…!
負担になりたくないのもありますし。
玉ねぎは、大事なことだからゆっくり考えて決めなよと言ってくれています。

優柔不断な私にとても優しくて、いろいろと申し訳ないです。
正直なところ、いろいろ考えてもはっきり答えがでなくて、
どうしたらいいのかなあと迷う事が多いです。
私は決断が苦手で、悩んで悩んで行き詰まってしまうこともあります。
とりあえず、思い切り悩んで、自分なりの決断ができるよう、
考えて行こうかなぁと思います。

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2年がすぎた頃3

Posted by ミジン子 on   0 

「家を出ようと思ったらお金がかかるよね。
貯金するわ。
ミジン子がすぐ一緒に住めなくても
私が一人暮らしをしたらミジン子が気軽に来れるようになる。
先に一人暮らししようかな」

と、玉ねぎはだんだんと家を出る話を
よくするようになっていました。

いずれ二人で住むなら、少し広めの方がいい。
初の一人暮らしだから全部買いそろえるといくらかかるかな。
ミジン子は一人暮らしだからいずれ一緒に暮らすなら
全部は買わなくてもいいかな。

私は、すぐに返事ができないことを申し訳なく思っていました。
何年も住んだ土地を離れる事も、
仕事を変える事も私は踏ん切りがつかず、
いつか一緒に住みたいけど。。。という言葉で濁していました。

ある日のことです。
玉ねぎから電話がかかってきました。

玉ねぎ「ミジン子、サプライズにしたかったけどやっぱり隠せない。言っていい?」
ミジン子「なに?」
玉ねぎ「家が決まった。一人暮らしする」
ミジン子「えっ⁉︎」
玉ねぎは、一人で物件を決め、すべての準備を終わらせていたのでした。



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2年がすぎた頃2

Posted by ミジン子 on   2 

これまで私はずっと一人暮らしな上にぼっちだったので、
風邪をひいても、しんどくても、最後に頼れるのは自分だけ、と思っていました。
地元にもう戻る気もない、私はここでやっていくのだと思っていました。

そういう部分がでるのか、職場なんかでも実家暮らしだったり、実家が近いところにあったり
する人たちとは、やっぱりどこか違う部分がある気がしていました。
一緒に暮らすなら一人暮らしを一度経験してほしい、そういう風にも思っていました。

職場では、徐々に働きにくくなってきていました。
ぼっちをこじらせた私が人付き合いがうまくできないことも
原因のひとつですが、職場環境自体が変わり、
合わない部分が多くありました。
既に何度か転職経験がある私は、できるだけやめたくない、
でもしんどい、と毎日悩んでいました。
仕事を辞めて、玉ねぎの住む県に行って一緒に住んでしまえば
楽かもしれない。

仕事はどうしよう?
一緒に暮らす?

そんなとき、玉ねぎが
「実家を出ようと思う」
と言い始めました。

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2年がすぎた頃

Posted by ミジン子 on   0 

いろんな事が落ち着いて、2年が過ぎた頃です。
玉ねぎが、将来のことを言い出しました。

「ミジン子とずっと一緒にいたい。一緒に暮らしたい」

私と玉ねぎは電車で行けるけど
県をまたぐ微妙な距離に住んでいます。

私はずっと一人暮らしをしており、
職場に通勤がしやすいところに住んでいます。
玉ねぎはずっと実家暮らしで、やはり職場は
家から通いやすいところです。

一緒に住むとなると、
二人の中間地点くらい、どちらの県に住むか。
という話にもなります。

私は踏ん切りがつきませんでした。

引っ越したら、どうしても通勤しにくくなるし、
ずーっと一人暮らしで、人と一緒に暮らせるのか、
一緒に住むという事は、喧嘩しても実家に帰らせていただきますなんて
言えないし、(私は実家が遠い)
それは一生の事になるかもしれないし、相手は女性だし、
決めてしまっていいのだろうか?

女性とつきあうことはなんとも思わないけど、
あまり多くの人に言える事ではないだろうし、
これから先何かあったとき(老後も)
どうしたらいいんだろう?

と、ずーっと考えて玉ねぎには何も答えられませんでした。

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1年がたった頃4

Posted by ミジン子 on   2 

高いレストランや旅行へ行く事はなくなりました。
その代わり、お値段は普通だけどおいしいご飯屋さんを発掘したり、
近くの観光名所へ言ったり、できるだけお金をかけずに遊ぶようになりました。
玉ねぎは、
「こういうのでも楽しいね!いいね!」
と言っていました。
背伸びしなくなった分、前よりも自然体で二人で過ごせるようになってきました。
返済を続けていく中で、
徐々に玉ねぎは変わっていきました。
同じように借金をしている人たちのブログを見て
思うところがあったようです。
「安易にお金を借りる事が怖いってやっと気づいた。
今までずっと月々少しずつ返すのに慣れてて、お金を借りる事にも
返す事にも何も思わなくなってた。
今、お金を借りて一時的に楽になってもそのつけは
未来の自分にくるんだよね」
そんなことを言っていました。
そこから玉ねぎは、やりくりを重ね、
ガンガンお金を返していきました。
おつきあいが始まって2年が過ぎた頃でした。
猛烈返済の成果もあり、玉ねぎは遂に借金を完済しました。
「この先もずっとなんとなく返済していくと思ってた。
完済できるなんて思わなかった!ありがとう!」
玉ねぎは大喜びしていました。(私は何もしていない)
「もうしないでね。」
と言うと、
「もう一回そういうことするってことは、ミジン子を裏切ることだから
もうしない。ミジン子とずっと一緒にいたいし」
と言っていました。
どこか浮ついたところがあった玉ねぎを、心の底から信用していいのか
迷っていたところがあったのが、このとき消えました。

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