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私がいつも残業で帰りが遅い事は
以前から玉ねぎは知っていました。
それでもいつ私が帰ってくるは分からない中、玉ねぎは
1時間半かけてやってきてずっと待っていたのです。
もう終電もないような時間で、
「どこか、泊まれるところ探すからいいよ」と
玉ねぎは言いますが、さすがに申し訳なくて
うちに泊まってもらう事にしました。
告白の答えを出してない状態なので、離れて寝ました。
「家に入れてくれるとは思わなかった」
と、玉ねぎは言っていました。
あれこれ話をしながら私は悩んでいました。
ずーっと玉ねぎのこと頭から離れなかったけど
これは果たして好きってこと?
自分を選んでくれて嬉しいけど
誰かを傷つけてしまって
本当にこれでいいの?
男性経験が乏しく、言い寄られたこともないから
玉ねぎが寄って来てくれるのが嬉しいだけじゃないか。
あの日の体験が初めてで衝撃的だったから勘違いしているだけじゃないか。
あれ、好きってなんだっけ?
と、頭でっかちな私はいろんなことをずっと考えていました。
状況からすると好き…なのか?
返事は保留にしたまま、玉ねぎは帰って行きました。

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今から友達になるのも無理だし、もう連絡はとりません。
グループはそのうち抜けます。
もう会う事もないし、連絡先は全部消してください。
と、玉ねぎに伝えました。
玉ねぎは何も言いませんでした。
私は涙が止まりませんでした。
しんどいながら一区切りついたし頑張ろう。
前向きに思おうとしていました。
それから幾日もたっていない日のことです。
仕事で残業して、家へ帰る時でした。
「ミジン子~!」
「?!」
前に話した事のある私の家の最寄り駅に
玉ねぎがいました。
ミジン子「なんでいるの」
玉ねぎ「別れた!」
ミジン子「は!?」
玉ねぎ「連絡とってくれないから来るしかないかと思って」
ミジン子「…」
玉ねぎ「好きです。つきあってください!」
ミジン子「…考えさせて下さい」
すぐに「はい」とは言えませんでした。

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その夜が終わって、私たちは普通に戻った。。。はずでした。
私から「なかったことにしてね。忘れてね。」
と言ったものの、それから毎日、
私は玉ねぎのことが頭から離れませんでした。
ろくに恋愛経験がない私だから、気になるのか、
自分が恋人のいる相手と過ごしてしまった罪悪感か、
なんで玉ねぎが気になるのか。
私は全く分かりませんでした。
それからしばらくして、玉ねぎから
LINEがきました。
玉ねぎ「あの夜のこと思い出したりしない?」
ミジン子「なんのこと?」
玉ねぎ「あの日の事を思い出してしまう。忘れられない。」
ミジン子「なんの話?」
玉ねぎ「ミジン子は本当に忘れられるんだね」
ミジン子「そりゃ思い出す日もあるよ。
でも忘れないといけないでしょ。
あの夜の事を蒸し返さないで。いけないことしたって自覚ないでしょ。」
玉ねぎ「…ごめん」
その後も、ちょくちょく玉ねぎから連絡がきます。
私は、浮気相手を継続する気はありません。
彼女のことはどう思っているのか。
どうしたいのか。玉ねぎに聞いてみました。
玉ねぎは、
「彼女のことは世界一大切。」
と言いました。
彼女といつか一緒に暮らす、ずっと先の未来の話もしていると。
世界一大切な人を傷つけるようなことをしてはいけません。
私は、玉ねぎと連絡を絶つことにしました。

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私はかなり困惑しておりました。
私「無理でしょ!寝ましょう!」
玉ねぎは「でも…ミジン子…」
何を言っても言い訳にしかなりませんが、
私は何度も説得を試みました。
しかし、玉ねぎは「でも…」と繰り返します。
もはや、おとなしく寝れる雰囲気ではありません。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
私の頭の中がぐるぐると回ります。
やらないと夜が終わらない。
私「一回きりだから。終わったら忘れてね。」
今、思えば私の妙な緊張感が、玉ねぎに
伝わっていたのかもしれないと思う部分もあります。
ラブホテルという場所のせいかもしれない。
とにかく間違いは起きてしまいました。
玉ねぎはその夜、
「ミジン子、好き」
と言っていました。
浮気なのに好きと言ってしまうのはなんなのか。
私は本当に意味が分かりませんでした。

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なぜか、ラブホテルに来てしまった二人。
玉ねぎはラブホテルが好きらしく、いろいろと詳しいようでした。
私は広い部屋を見て、玉ねぎがラブホテルが
好きな理由がなんとなく分かりました。
私は、これまで縁がなかった場所なので
一緒にいるのが友達とはいえ、なんとなく緊張しておりました。
疲れたし寝よかーと広いベッドに少し離れて横になります。
おやすみーと言ったのにしばらくすると、
玉ねぎ「ねえねえ、寝た?」
ミジンコ「起きてるよ。なに」
玉ねぎ「なんでもないけど・・・」
と、どうも寝れないのか、玉ねぎが何度も話しかけてきます。
「寝にくいなら私ソファーで寝るよ」
と言っても、「ベッド広いし寝れるから大丈夫!」と言われます。
そして寝ようとすると、「寝た?」と声をかけられる。
ミジンコ「なんなの?」
と、横を見ると玉ねぎがもぞもぞ。
玉ねぎ「ミジンコ。。。」
ミジンコ「え」
玉ねぎ「したい」
ミジンコ「え」
彼女いるんでしょ?それは浮気だよ?
あれ、彼女が大好きなんじゃなかったっけ。
私とは、間違いなんて起こりえないんじゃなかったっけ。

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ミジン子が住んでいるところと玉ねぎが住んでいるところは、
少し離れていて、電車で1時間半くらいはかかります。
まず、玉ねぎに地元を案内してもらいながら、お祭りへ。
ぼっちゆえにお祭りに行きたくてもなかなか来る事の
できなかった私はおおはしゃぎ。
出店を堪能しました。
玉ねぎの地域のお祭りはかなり大きく、その日は
かなりの人ごみでした。
結構良い時間になり、帰ろうかーという話になったのですが、
あまりの人の多さで身動きが取れず、駅に向かって歩くのが難しいくらいでした。
そのとき、玉ねぎが、
「ラブホ行こうよ!」
と言い出しました。
「この人ごみだと、帰るのは難しそうだし、ビジネスホテルももう埋まってると思う。
明日も仕事だからゆっくり休みたいし、ラブホはカラオケあるし楽しいよ!
私、普通に女友達と泊まったことあるけど何もなかったし!」
玉ねぎは、私と遊ぶ前から
「まゆげとだったら間違いが起こるかもしれんけど、
ミジンコ相手には何も起こりえない!だってミジンコだし!絶対大丈夫!」
と、言っていました。
「一応、彼女には一途だし、女友達に手を出したりするような節操無しじゃない」
とのことで。
あまりに自信たっぷりに言われて、
失礼だなーこいつ、と思いながらも、そんなに言うならと
ラブホテルに行く事になりました。
二人とも人ごみに疲れきっていたのでした。
そしてお祭りの人ごみを抜け、タクシーでそういうところへ。

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一度、飲み会を開いてからグループのメンバーは
さらに仲良くなり、毎日夜遅くまでLINEで話すようになりました。
飲み会での印象は最悪だったものの、
その後のLINEでは玉ねぎとも話すようになり、
同い年なのに「妹みたい」なんて言われるようにもなりました。
ただ玉ねぎは、「彼女が大切」「かわいい」なんて言いながら、
「まゆげかわいい」「まゆげ愛してるよ」などと、ふざけた発言を繰り返していました。
みんなは冗談で流していたのですが、
とても真面目な私は、あるとき我慢ならず、
「彼女が待ってるやろー浮気はあかんよー」
と言ってしまいました。
軽く言っただけだったのですが、
そこから玉ねぎはいきなりおとなしくなりました。
「考えたけど、彼女に同じ事やられたら嫌だわ
もう変な事言うのやめる」
そして、
「まゆげまゆげ〜」
と言っていたのがなくなり、なぜか私へ個人LINEがくるようになりました。
玉ねぎは女友達がほしかったらしいです。
季節は夏で、ちょうどいろんなお祭りが開催されている時期です。
玉ねぎの住む地域では大きなお祭りがあり、
玉ねぎから「一緒にお祭り行こうよ!」
と誘われました。

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さて、初めてグループで集まることになりまして、
グループで初の飲み会をすることになり、私はかなり緊張していました。
毎日のようにLINEをして
事前に写メもみんな見せていましたが、やっぱり
初めて顔を合わすとなるとどんな人達かどきどきします。
グループ構成は男性数人と、女性は私と玉ねぎ、そしてもう一人がまゆげさんでした。
玉ねぎの第一印象はきりっとしたキャリアウーマンで
(仕事終わりの参加でスーツでした)気が強そう、という感じでした。
また、まゆげさんは目のくりっとしたかわいい人です。
最初のうちは緊張していたものの、
自己紹介から入り、徐々にうちとけていきます。
女友達が欲しいと思っていた私は、女性陣と仲良く出来るのを
楽しみにしていた・・・のですが。
なんと玉ねぎは、来た当初から
「まゆげかわいい!!超好みやわ!!」
と、まゆげの前の席を陣取って二人で話し始めました。
ちなみに玉ねぎは彼女持ちです。
「胸は何カップなん?!」
「初体験はいつ!?」
まゆげもノリノリでずっと二人で下ネタトークをしています。
ドン引きした私はずっと他の男性陣と話をしていました。
幸い、男性陣は優しく、とても楽しくその時間を過ごせました。
私は、玉ねぎが合コンで美人をロックオンしたチャラ男にしか
見えず、性別関わらず仲良くはできないタイプかなあと思いました。
玉ねぎの私の第一印象は「暗い」だったそうです。
このときはお互い、苦手なタイプという印象だったと思います。

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私と玉ねぎ(彼女)の出会いはSNSでした。
アラサーにして男性経験もほとんどなく、
友達もとても少ない私は、週末はほぼ引きこもり状態。
寂しいなーと思いながらも毎日ぼーっと過ごしていました。
さすがにそろそろなんとかしたい。
そこでSNSに登録。
同じように友達が欲しい人たちが集うコミュニティに参加したのです。
その中で男女数人のLINEのグループを作りました。
そこに参加していたのが玉ねぎです。
玉ねぎは、最初からレズビアンをカミングアウトしていました。
私は女性が好きで今も女性とつきあっている。
それが原因でなかなか心から話せる人がいない。
本当に仲良くなれる友達がほしいから最初からカミングアウトしている。
とのことでした。
そのグループのメンバーも私も、普通にそれを受け入れてました。
元々、私は大学時代、周りに「私、女の子ともつきあえる」と言って
女性とつきあったり男性とつきあったりしている人がいたので
あまり違和感もなかったです。
運良く、グループのメンバーはみんな優しく、根暗ぼっちの私も
何も気にせず話せる仲間でした。
そして、毎日夜中まで盛り上がるぐらいLINEで仲良くなっていました。
そのうち、実際に集まって飲み会でもしないかという話が出てきました。

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気づけば、ブログ開設から2ヶ月も経っていました。
女性とつきあってから悩んでいるあれこれが
もしかしたらブログだったら分かってくれる人がいるかも?
と思って作ったものの、何を書いたらいいのかな〜と
悩んでいるうちに放置。。。。
続けるのが苦手なのもありますが。
とりあえず馴れ初めなんかから書いていこうと思います。

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