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それからまた、毎日どうしたらいいのか悩む毎日です。
これは好きなのかなんなのか。
だけどこれだけ悩んで迷うってことはそれが答えなのでは?
玉ねぎは世界一大切と言っていた彼女と別れて
私のところに来てくれたのです。
私も答えなければなりません。
「週末、あいてる?」
私は玉ねぎに声をかけました。
週末、少し街中をぶらついた後、
二人きりで話せる場所に、ということで漫画喫茶に行く事にしました。
ペア席に二人で並んで座って、大きな声で話せないので、パソコンのテキストソフトで
かわるがわる、打ち込んで会話をしました。
あれやこれや、これまでの思いをお互いに書いて行きます。
玉ねぎもあの日からずっと私のことが頭が離れなかった。
この気持ちが、本当に好きなのかなんなのかずっと考えていたと言っていました。
私がずっと考えていた事と全く同じ事を
玉ねぎも考えていたのでした。
私はちゃんと返事がしたいと言いました。
すると玉ねぎが
「改めて言わせてほしい」
と言いました。
「好きです。つきあってください」
「はい。おつきあいしてください。」
私が返します。
玉ねぎはとても嬉しそうに抱きついてこようと
したので、全力で跳ね返しました。
こうして私たちのおつきあいが始まりました。

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私がいつも残業で帰りが遅い事は
以前から玉ねぎは知っていました。
それでもいつ私が帰ってくるは分からない中、玉ねぎは
1時間半かけてやってきてずっと待っていたのです。
もう終電もないような時間で、
「どこか、泊まれるところ探すからいいよ」と
玉ねぎは言いますが、さすがに申し訳なくて
うちに泊まってもらう事にしました。
告白の答えを出してない状態なので、離れて寝ました。
「家に入れてくれるとは思わなかった」
と、玉ねぎは言っていました。
あれこれ話をしながら私は悩んでいました。
ずーっと玉ねぎのこと頭から離れなかったけど
これは果たして好きってこと?
自分を選んでくれて嬉しいけど
誰かを傷つけてしまって
本当にこれでいいの?
男性経験が乏しく、言い寄られたこともないから
玉ねぎが寄って来てくれるのが嬉しいだけじゃないか。
あの日の体験が初めてで衝撃的だったから勘違いしているだけじゃないか。
あれ、好きってなんだっけ?
と、頭でっかちな私はいろんなことをずっと考えていました。
状況からすると好き…なのか?
返事は保留にしたまま、玉ねぎは帰って行きました。

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今から友達になるのも無理だし、もう連絡はとりません。
グループはそのうち抜けます。
もう会う事もないし、連絡先は全部消してください。
と、玉ねぎに伝えました。
玉ねぎは何も言いませんでした。
私は涙が止まりませんでした。
しんどいながら一区切りついたし頑張ろう。
前向きに思おうとしていました。
それから幾日もたっていない日のことです。
仕事で残業して、家へ帰る時でした。
「ミジン子~!」
「?!」
前に話した事のある私の家の最寄り駅に
玉ねぎがいました。
ミジン子「なんでいるの」
玉ねぎ「別れた!」
ミジン子「は!?」
玉ねぎ「連絡とってくれないから来るしかないかと思って」
ミジン子「…」
玉ねぎ「好きです。つきあってください!」
ミジン子「…考えさせて下さい」
すぐに「はい」とは言えませんでした。

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その夜が終わって、私たちは普通に戻った。。。はずでした。
私から「なかったことにしてね。忘れてね。」
と言ったものの、それから毎日、
私は玉ねぎのことが頭から離れませんでした。
ろくに恋愛経験がない私だから、気になるのか、
自分が恋人のいる相手と過ごしてしまった罪悪感か、
なんで玉ねぎが気になるのか。
私は全く分かりませんでした。
それからしばらくして、玉ねぎから
LINEがきました。
玉ねぎ「あの夜のこと思い出したりしない?」
ミジン子「なんのこと?」
玉ねぎ「あの日の事を思い出してしまう。忘れられない。」
ミジン子「なんの話?」
玉ねぎ「ミジン子は本当に忘れられるんだね」
ミジン子「そりゃ思い出す日もあるよ。
でも忘れないといけないでしょ。
あの夜の事を蒸し返さないで。いけないことしたって自覚ないでしょ。」
玉ねぎ「…ごめん」
その後も、ちょくちょく玉ねぎから連絡がきます。
私は、浮気相手を継続する気はありません。
彼女のことはどう思っているのか。
どうしたいのか。玉ねぎに聞いてみました。
玉ねぎは、
「彼女のことは世界一大切。」
と言いました。
彼女といつか一緒に暮らす、ずっと先の未来の話もしていると。
世界一大切な人を傷つけるようなことをしてはいけません。
私は、玉ねぎと連絡を絶つことにしました。

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私はかなり困惑しておりました。
私「無理でしょ!寝ましょう!」
玉ねぎは「でも…ミジン子…」
何を言っても言い訳にしかなりませんが、
私は何度も説得を試みました。
しかし、玉ねぎは「でも…」と繰り返します。
もはや、おとなしく寝れる雰囲気ではありません。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。
私の頭の中がぐるぐると回ります。
やらないと夜が終わらない。
私「一回きりだから。終わったら忘れてね。」
今、思えば私の妙な緊張感が、玉ねぎに
伝わっていたのかもしれないと思う部分もあります。
ラブホテルという場所のせいかもしれない。
とにかく間違いは起きてしまいました。
玉ねぎはその夜、
「ミジン子、好き」
と言っていました。
浮気なのに好きと言ってしまうのはなんなのか。
私は本当に意味が分かりませんでした。

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